転職成功者インタビュー

大塚メカトロニクス株式会社
細山佑樹さん(仮名・経理) 28歳

エントリーから内定まで2ヶ月。短期決戦で希望の仕事と家族との時間を手に入れた。

新卒入社した会計事務所で監査や経理指導などを手掛けながら、経理のスキルを磨いた細山さんは、事業会社の経理職へと転職を果たした。

エントリーから内定まで2ヶ月足らずというスピーディな転職活動を経て、現在は経理職として充実した日々を送っているという。そんな細山さんに、転職活動からこれまでを振り返っていただいた。

※本記事の内容は、2017年11月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
0回
活動期間
エントリーから内定まで60日間

転職前

業種
会計事務所
職種
経理
業務内容
顧客企業の監査、経理指導など

転職後

業種
機械メーカー
職種
経理
業務内容
本社経理全般

仕事のやりがいとプライベートの充実を両立させたい。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

毎日の入出金管理や経費精算、月次試算表の作成・分析、さらには決算処理まで、一連の経理業務を担当しています。

入社前のご経歴を教えてください。

福岡の大学を卒業後、広島の会計事務所に就職、中小企業を中心としたお客さまを担当し、客先に出向いて監査や経理指導、決算サポートなどを行っていました。広島には縁もゆかりもありませんでしたが、『新しい土地で、面白い仕事にチャレンジしてみたい』という思いで移住しました。

転職のきっかけは?

仕事にはそれなりにやりがいも感じていました。ただ、どうしてもお客さま中心のスケジュールになってしまうので、残業が多くなりがちでした。仕事は面白いけれど、プライベートの時間も大切にしたい。特に結婚して家族ができてから、仕事とプライベートの両立を重視するようになり、転職を考えるようになりました。

転職活動はどのように進めましたか?

転職については周囲にも相談をしていました。そこで偶然、友人の知り合いにリージョナルキャリア広島のコンサルタントの原田さんがいることを知ったのです。それまで、転職先はハローワークや転職サイトで探すものと思い込んでいて、「転職コンサルタント」という存在すら知りませんでしたが、その友人に「一度、相談してみてはどうか」とすすめられたので、さっそく原田さんに連絡し、エントリーすることにしました。

それからほどなくして紹介されたのが、今の会社です。営業職などに比べると経理職は求人が少ないだろうと思っていたので、紹介があればどんどん受けてみるつもりでした。ですから原田さんから紹介を受けた際も、すぐに面接をお願いしました。そこからはトントン拍子で話が進み、結局エントリーから2ヶ月足らずで内定をいただきました。

今の会社に決めたポイントは?

2度の面接を通じて『この人たちと一緒に働きたい』と感じたことが、この会社を選んだ一番の決め手です。面接は2回あり、最初の面接官は現在の上司でした。『穏やかな雰囲気の会社だな』というのが第一印象でした。次は社長面接でしたが、堅苦しさはまったくなく、ざっくばらんにいろいろな話を聞かせてもらいました。

適切なアドバイスのおかげで、迷うことなく決断できた。

転職していかがですか?

転職して1年経った頃から、経理の仕事はほぼすべて任せてもらっています。規模の大きい企業の場合は「Aさんは経費精算の担当」「Bさんは売上管理」と分業することが多いようですが、当社くらいの規模だと一人に任される業務範囲が広い。お金の動きを通じて会社全体を見渡せるので面白いです。

転職してよかったと思うことは?

すべてです。それくらい現在の職場、生活に満足しています。転職して後悔したことは一度もありません。

困っていることや課題はありますか?

上司や同僚に恵まれ、のびのびと仕事をさせてもらっていますから、困っていることはありません。課題をあげるとすれば、どうすれば会社にとって必要な人材になれるか、ということです。

経理の仕事は特に、ITの進化によって今後システム化される業務が増えてくると思います。そのなかで「自分がいないと困る」という存在になるためには何を身につけるべきなのか。そんなことを意識しながら業務に取り組んでいます。

生活面での変化はいかがですか?

昨年、子どもが生まれました。今の職場はほとんど残業がないので、仕事を終えたらまっすぐ家に帰り、私が子どもの世話をしている間に妻が食事の準備をする、というのが日課になっています。

毎晩21時、22時まで残業する生活が続いていたらどうなっていたのかな、とたまに考えることがありますが、今となっては想像できないですね(笑)。妻も喜んでくれています。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

私の場合は一刻も早く転職したかったので、かなりスピーディに事を進めましたが、それが良かったのかもしれません。転職活動が長引くといろいろと迷いが生じ、決められないままズルズル…というケースも多いようですから。

転職にはパワーが必要なので、活動期間が長引くと気持ちが続かなくなるのではないでしょうか。『短期決戦で決めてやる!』くらいの気持ちで挑んだほうが成功するように思います。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
原田 昌和

細山さんとは共通の知人を介してお会いし、まずはフランクに食事をしながらお話を聞かせていただきました。その後「具体的に転職を考えたい」とのことで、ご支援させていただくことになりました。細山さんご自身も“トントン拍子で進んだ”と振り返られていますが、企業とのお引き合わせから選考、内定後の入社準備に至るまで、最初にご相談いただいたときのエネルギーをうまくキープできたことが、転職活動がスピーディに進んだ秘訣ではないかと思います。

実を言うと、入社前の数ヶ月は前職の繁忙期で、そこに退職の引き継ぎなどが加わったので、細山さん自身、かなり大変だったのでは、と思います。それでも「職場(前職)に迷惑をかけないように、そして次の職場(現職)でもすぐに戦力になれるように、きちんとした形で退職して入社させていただきます」と力強くおっしゃる細山さんに、頼もしさを感じたのを覚えています。

入社後に久しぶりにお会いした際には、開口一番「毎日いい感じですよ」と笑っておられました。奥さま、お子さまお揃いで充実した日々を過ごされている様子をお聞きし、私も心から嬉しく思っています。

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