転職成功者インタビュー

株式会社大創産業
寒川健史さん(人事) 35歳

広島に腰を据え、成長企業を採用から支える。スケールの大きな仕事に打ち込める喜び。

100円ショップ「ダイソー」を運営する株式会社大創産業の人事部で新卒・中途採用業務を手掛けている寒川さん。前職では全国転勤のある人材系企業に勤務し、営業やマネジメント業務を担当していたものの、結婚してお子さんが生まれたこともあって、奥様の地元である広島で落ち着いて暮らしたいと考えるようになった。

転職にあたっては、「人事」をやってみたいという思いを以前から抱いていたものの、採用実務は未経験。「35歳という年齢もあり、未経験の職種は難しいのでは」と感じていた寒川さんだったが、キャリアコンサルタントの勧めもあり、思い切ってエントリーしたところ、見事内定を獲得した。

現在は人事として「スケールの大きな仕事ができ、やりがいと充実感を感じている」と喜ぶ寒川さんの転職ストーリーを紹介する。

※本記事の内容は、2022年5月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
0回
活動期間
エントリーから内定まで43日間

転職前

業種
人材紹介事業
職種
営業
業務内容
一般企業、官公庁等に対しての提案営業。求職者との面談、求人紹介など。

転職後

業種
小売チェーン(SPA)
職種
人事(採用業務)
業務内容
新卒・中途採用の実務および課全体のマネジメント

「広島で家族と暮らしたい」という気持ちが強くなり、転職を決意。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

100円ショップの「ダイソー」を運営する株式会社大創産業の人事部に所属しています。人事部は「人事課」「労務課」「能力開発課」「採用課」の4つの課で構成されています。私が所属している採用課では新卒・中途・障がい者採用を行っており、私自身は新卒・中途採用の実務と課全体のマネジメントを担っています。

大創産業は2018年に2代目である現社長に交代し、「2030年までに事業規模を拡大させる」という目標を掲げています。そのため、その目標の達成に向けて新卒・中途ともに積極的に採用活動を行っています。

採用目標の達成も簡単ではありませんが、現状維持ではなく新しいことに積極的にチャレンジしている大創産業を感じてもらうことで、新卒も多くの学生からエントリーをいただいていますし、中途でも以前ではお会いできなかったキャリアの方からの応募も増えてきました。

また、能力開発課主導の取り組みですが、各部門の本部長・部長・課長クラスを対象とした次世代リーダーのためのプログラムを外部コンサルの企画・運営のもと実施しており、成長に向けた積極的な人材投資を行っています。

入社前のご経歴を教えてください。

大学卒業後、西日本を中心に人材派遣・人材紹介事業等を行う会社に入社しました。最初の配属は私の地元でもある大阪の支店で、主に一般企業、官公庁などに対しての人材派遣や人材紹介の提案営業を担当しました。

その後、広島支店、熊本支店へと異動となり、熊本支店では支店長として営業活動とメンバーのマネジメントを担当。その後、再び広島支店へ異動となり、職業紹介事業の専任担当者として、専門職や管理職クラスの求人に対する人材紹介を担当していました。

転職のきっかけは?

地元が広島の妻と結婚し、子どもも生まれたので広島に居を構えました。前職は定期的に転勤がある会社でしたので、当初は辞令が出れば単身赴任でと考えてはいましたが、二人目も生まれ、できれば広島で家族と暮らしていきたいという気持ちが強くなっていきました。私自身も広島での生活が6年ほどとなり広島への愛着もありました。

仕事の面においてはそれまでは外部からお客様の採用を支援するという立場でしたが、人事・採用担当としてやってみたいという気持ちもありました。

前職では、転職相談に来られた方に対して、自社をアピールして採用に繋げるということもあり、実はそれが得意だったんです(笑)。そういった経験もあり、チャンスがあれば採用業務をやってみたいと思っていました。

転職活動はどのように進めましたか?

会社に不満があったわけではないので、本腰を入れて転職活動を行ったというわけではなく、電車移動中に求人検索をして、気になる求人があったので軽い気持ちでエントリーした、というのが実際のところです。

採用業務に携わりたいという希望はありましたが、当時35歳で採用業務については経験がありませんでしたので、厳しいだろうなとは思っていたんです。そのため、「ダメ元」みたいな気持ちでエントリーをしたのを憶えています。

その求人の取り扱いをしていたのがリージョナルキャリア広島で、担当の瀬川さんからすぐに連絡を頂きました。案の定、採用業務の経験と、英語まで必須ということで、その会社とはご縁がありませんでした(苦笑)。

それでも、「仕事帰りにオフィスに寄ってください」とご案内いただき、瀬川さんとお会いして面談をしました。

面談では、前職での経験はもちろんですが、私が小学生の時から本格的に野球を始め、大阪桐蔭高校の野球部だったということもあるからか、学生時代のこともかなり細かく話を聞いていただきました。

経験だけでなく私がどんな人間なのかをわかろうとしてくれているのがとても印象的でした。そして、ご紹介いただいたのが大創産業の人事ポジションです。

今の会社に決めたポイントは?

求人を紹介してもらった時の率直な感想は、「大創産業みたいな大きい会社が採用業務の経験がない私に興味を持ってくれないのでは」というものでした。しかし、もしチャンスがあればチャレンジしてみたいと思い、推薦をお願いしました。

家に帰って妻に話をしたところ「小売業って仕事が大変そうなイメージがあるけど大丈夫なの?」と言われましたが、そこは面接の機会があれば自分で確かめてみたいと思いましたし、私の場合、高校時代の寮生活でかなり耐性があるので正直なところ気になりませんでしたね(笑)。

それからすぐに書類通過の連絡をいただき、本社に伺いました。大創産業に決めた理由というか、私にとっては決めない理由がまったくありませんでした。

大創産業という大きい会社で採用業務ができること、また面接で対応いただいた方々が皆さん気さくで、一緒に働く方々の印象がとても良かったのが大きいですね。

自分が思っていたよりも、周りの人が自分のことを評価してくれた。

転職していかがですか?

私自身が採用担当ということもありますので、ここはアピールを兼ねてしっかりお伝えしたいのですが(笑)、時間外労働は全社平均で24時間で、本社・東京本部は週1でノー残業デイがあり、毎日20時には退社するよう社員にはアナウンスしています。

年間休日も本年度より5日増えて115日になりました。働きやすい会社を目指して今後も制度面などの変更も検討しています。

仕事の面では、属している組織が違うだけでこんなにもスケールの違う仕事ができるんだと実感しており、大創産業の採用業務に携われることに本当にやりがいと充実感を感じています。

前職では求職者に対していろいろな企業の求人をご紹介していたわけですが、今はそれが大創産業だけなので集中できますし、様々な切り口でアピールもできるのでやりやすいと感じる面もあります。

困っていることや課題はありますか?

最初にお伝えしたとおり、新卒も中途も以前と比べればたくさんの方にエントリーいただけるようになりました。ただ、2030年に向けて、今以上にレベルの高い採用業務を継続していかなければいけません。そのためには新たな採用手法の検討や一人ひとりが生産性を高めつつ、体制強化の必要性も感じています。

また、本当に優秀な人材を採用するためには報酬面で戦えなければ難しいというところもありますので、制度の見直しなども必要かもしれません。

生活面の変化はありましたか?

自宅から会社まで20分程度の通勤時間ですので前職と比べると通勤時間は3分の1程度になりました。また、帰宅時間も早くなりましたので、平日は家族揃って夕食をとったり、外食をすることもあります。

休日面では当社はシフト勤務のため土曜や祝日に勤務することもありますが、好きな仕事をできているのなら応援するよ、と家族も言ってくれています。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

35歳で採用業務は未経験だったこともあり、難しいかもしれないなと思っていました。しかし、実際に転職活動を行い、現職に入社して今感じるのは、自分が思っていたよりも周りの人が自分のことを評価してくれたということです。

そう考えると、自分では想像ができないものの、今よりも自分が評価されたり輝ける職場があるのかもしれないですよね。だから最初から諦めずに動いてみることが大事だと思いますし、私もかつてはその立場でしたが(笑)、コンサルタントの方にキャリア相談をする価値は非常に高いと思います。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
瀬川 泰明

小学4年生から野球を始め、6年生の時には全国大会優勝。中学ではクラブチームでプレーし、高校は大阪桐蔭高校へ進学。同級生には「おかわり君」の愛称で親しまれる中村剛也選手もいらっしゃるとお聞きし、寒川さんが野球を通して経験したことや学んだこと、それが今どのような面で活きているのかを知りたいと思いました。

話を伺って感じたのは、何事も「まずはやってみる」ということを大事にしており、スピード感のある行動力が寒川さんの強みであること。また、面談でのやりとりから、人当たりの良さや対応力の高さ、会話の心地良さを感じ、大創産業社での採用業務にマッチすると確信し、お引き合わせしました。

入社されて間もなく3年となりますが、もっと前から同社にいらっしゃると感じるぐらい馴染んでおられる印象です。課長職にも昇格され、会社から高い評価を得ると同時に、寒川さんご自身がとても充実されているとのことで、本当に嬉しく思います。

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