転職成功者インタビュー

株式会社ジェイ・シー・ティ
太田綾子さん(仮名・バイヤー) 36歳

驚くほど丁寧な転職支援を通じて実現したのは、「奇跡」のようなマッチング。

「海外で働きたい」という志向が強かった太田さんは、大学卒業後は海外で就業。前職の在インド日系人事コンサルティング会社では教育・研修関連の提案営業などを担当し、インド全土を飛び回っていた。

やりがいが大きかったものの仕事は忙しく、「日本をベースに海外企業を相手にした仕事をしていきたい」と考えるように。そして転職の相談をしたリージョナルキャリア広島でコンサルタントから勧められたのは、海外とやり取りを行う医療機器専門商社だった。

現在は同社のバイヤーとして活躍し、「ここまで自分の希望が叶う会社に転職できたのは奇跡」と喜ぶ太田さんに、転職活動を振り返ってもらった。

※本記事の内容は、2023年9月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
2回
活動期間
エントリーから内定まで42日間

転職前

業種
人事コンサルティング
職種
法人営業
業務内容
社内研修やオープンセミナーなどの提案営業、研修実施に向けたコーディネーション、マーケティング業務など

転職後

業種
医療機器商社
職種
バイヤー
業務内容
海外サプライヤー・商材の発掘、交渉、契約、輸入・管理に至るまでの各種業務

異国の地で飛び回る生活を一区切りし、日本で活躍できる環境を模索。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

私が勤める株式会社ジェイ・シー・ティは、ペースメーカーや人工心臓弁、カテーテルなど心臓血管に係る循環器系の医療機器を主力として取り扱っている医療機器専門商社です。

対外的には「ディーラー事業」といっていますが、全国に11の営業拠点を構え、各地域の医療機関に対して日々営業活動を行っています。

私は当社のもう一つの事業の柱である「メーカー事業」に携わっています。メーカー事業では、海外のサプライヤーと直接契約を結び、国内総販売元として営業を通じて医療機関や商社などへ製品を提供しています。

数多くある海外のサプライヤーから自社にとって最適な商材を探し出し、交渉して好条件で安全な商品を調達することがバイヤーである私の仕事です。

そのために国内外の展示会や商談会へ足を運んだり、海外のサプライヤーとの商談や定期ミーティングを行ったりと、発掘から契約・輸入に至るまでのさまざまな業務に携わっています。

入社前のご経歴を教えてください。

学生時代から海外で働きたいという希望があり、大学を卒業後、ワーキングホリデーでアイルランドの現地企業で働きました。アイルランドでは3年半ほどカスタマーサービスの仕事に携わりました。

キャリアチェンジを考えて日本に帰国後、前職の在インド日系人事コンサルティング会社に転職をしました。そこでは教育・研修事業部に所属し、現地の日系企業に対する社内研修やオープンセミナーなどの提案営業、研修実施に向けたコーディネーション、マーケティング業務まで幅広く携わっていました。

研修事業部はインド人の講師が一人と事務が二人、営業は私一人という体制で、デリーからインド全土のお客さまを担当していたので、かなり大変でしたね(笑)。

転職のきっかけは?

インドで5年間働き、一区切りと思ったところが大きいですね。お話ししたとおり、少人数でインド全土のお客さまを担当していたので、本当に忙しかったんです。残業も多かったですし、休日も仕事のことで頭がいっぱいで、実際に家でも提案資料の作成など仕事をしていました。

自分に任されている裁量も大きく、その面ではやりがいも感じていましたが、4年目ぐらいから「ずっとは続けられないな」と思うようになりました。

同時に、それまでは海外に身を置き、日本人や日系企業を相手に仕事をしてきましたが、日本をベースにして海外企業に対する仕事をしていきたいと思うようにもなりました。

転職活動はどのように進めましたか?

退職後、日本に帰国してしばらくの間は、インドから連れ帰った犬と実家でのんびり過ごしていました(笑)。インドで過ごした5年間は本当に忙しい日々でしたので、何もせずに一度リセットしたかったんです。

数か月間そんな生活を送った後、転職活動を開始しました。最初に大手転職支援会社と、偶然見つけたリージョナルキャリア広島にエントリーし、最初の面談を受けたのが担当コンサルタントの瀬川さんでした。

瀬川さんは非常に丁寧に私の経験や志向、価値観などを探ってくれて、「こんなに時間をかけて話を聞いてくれるの?」と驚きました。後で他の支援会社の面談も受けましたが、その際にはっきり瀬川さんの面談との差を感じました。

それでも、当初はぼんやりと「たくさん求人を見れば良いところが見つかる」と思っていたので、他の支援会社にも紹介をお願いしていました。ただ、確かに紹介の件数は多いのですが、「IT業界の仕事で、未経験でも大丈夫です」といったように、私の経験や希望とまったく違うものが多く、これでは上手くいかないと感じるようになりました。

一方、瀬川さんは一社一社を丁寧に提案してくれ、中でも特にジェイ・シー・ティを強くお勧めいただきました。

ここまで自分の希望が叶う会社に転職できたことは奇跡だと思った。

今の会社に決めたポイントは?

実は、瀬川さんからジェイ・シー・ティを紹介された際、最初はお断りしたんです。前職での経験から、医療業界の環境は自分には合わないだろうと感じていたからです。

しかし、「配属部署の直属の上司の方と太田さんは絶対に合うので、むしろ自然体で心地良く働けると思います。イメージで判断せず、ぜひ会ってみてください」と言われました。

それでもまだ半信半疑でしたが、仕事内容自体は私の希望とマッチしていたので面接を受けてみることにしました。

そして上司になる予定の方と会って、瀬川さんの仰っていたことがよくわかりました。その方はとても気さくで話しやすく、いつの間にか私も面接中であることを忘れ、とてもオープンに接していました。

面接では、その方から「人生で何を大切にしていますか?」という少し抽象的な質問を受けたのですが、私は「自分と犬が幸せに生きることです」と本音で答えました。すると、その方が「僕も同じですよ!家族が一番大切で、それを支えるために仕事を頑張っています」と。

こんなふうに、何も偽る必要がない環境で働けるのは幸せだろうと感じ、ジェイ・シー・ティで働くことを決めました。

転職して良かったと思うことは?

何より今の環境ですね。イメージで断らなくて良かったと思っています。仕事の面では、まだまだこれからという段階ですが、バイヤーの仕事は私の希望とマッチしているのでとてもやりがいを感じています。

先日も、新しい取引先の開拓・リサーチを目的に、ロサンゼルスで開催された学会に参加してきました。同じ会場内でメーカーが展示会を行っており、その中の数社とコンタクトを取っているところです。

また、まだ詳しくは言えませんが、新しい領域の製品を取り扱う計画があり、それは私自身も非常に興味あるところなのでとても楽しみにしています。

生活面の変化はありましたか?

生活環境も大きく変わりましたし、休日の過ごし方も変わりましたね。仕事とプライベート、メリハリのある生活が送れています。

休日は散歩に出かけるなど、穏やかに過ごせている日々に満足しています。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

私は本当に運が良かったと思います。ここまで自分の希望が叶う会社に転職できたことは奇跡だと思いますし、そのような会社を紹介してもらえて本当に感謝しています。

また、瀬川さんとの面談で、自分の良いところも悪いところも、素直にありのままお伝えしたことでジェイ・シー・ティを紹介していただけたので、コンサルタントとの面談や企業の面接でも、ありのままオープンに接することが大事だと感じました。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
瀬川 泰明

日系企業とはいえインドに渡り、一人でインド全土を担当していたというエピソードからもわかる通り、太田さんはバイタリティあふれる方です。また、コミット力やセルフマネジメント力の高さも会話から伝わってきました。

だからこそ、決められた仕事をこなすのではなく、ある程度の裁量を持った上で、目標に向かって自走できる環境が望ましいと感じました。そして、私は太田さんと非常にタイプの似ている方を知っていました。それが、今から約13年前にジェイ・シー・ティ社へ転職のご支援させていただいた、現在の太田さんの直属の上司です(写真右の男性)。

今回のインタビュー中、太田さんはとてもイキイキとされていて、「奇跡です」というお言葉も聞けて大変嬉しく思いました。

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