転職成功者インタビュー

株式会社大創産業
大山健司さん(仮名・人事) 31歳

地元でもキャリアアップを諦めない。海外展開を加速させる企業を採用から支える。

中堅物流企業で、採用チームリーダーとして幅広い領域の採用関連業務を手掛けていた大山健司さん(仮名)。当初は地元である広島勤務で家族と一緒に生活していたが、事業成長に伴って関東エリアの担当を任され、単身赴任をすることに。仕事は充実していたものの、「子供の成長過程をほとんど見てない」という想いが胸をよぎる。多忙な仕事の合間を縫って、地元広島で働ける会社を希望し、転職活動を開始。広島で家族との生活だけでなく、魅力的なキャリアを築ける会社と出会えた大山さんのUターン転職活動を紹介する。(※本記事の内容は、2019年1月取材時点の情報に基づき構成しています)

転職回数
0回
転職期間
エントリーから内定まで78日間

転職前

業種
物流
職種
人事
業務内容
採用チームリーダーとして、メンバーのマネジメント、会社説明会等のスケジュール作成および管理、予算作成など

転職後

業種
小売チェーン(SPA)
職種
人事
業務内容
新卒、アルバイト、障がい者採用、新卒入社3年目までのキャリアプランの作成と社内研修の企画立案など

広島でありながらキャリアを諦めなくてよかった。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

実務者としては主に新卒採用に携わっています。例年ですと50~60名の採用なのですが、更なる会社の成長を見据え、採用するかは別として100名採用するための仕組みや体制づくりに取り組んでいます。その他、アルバイトや障がい者採用の管理、新卒入社3年目までのキャリアプランの作成と社内研修の企画立案などです。大創産業は今年の3月に社長が代替わりしました。現社長は前職である大手GMSの制度や仕組みを参考にしつつ、これからの時代に合った新しい大創産業を作ろうとしています。そのため、人事制度や社内の体制、組織づくりの根本が変わってきている印象です。私が採用されたのも、それらの様々なテーマを解決していくためです。

入社前のご経歴を教えてください。

中堅の物流会社で東日本の採用責任者として、新卒、中途、アルバイト・パートすべてを担当していました。新卒入社し、最初の3 年間は物流センター庫内作業部門に勤務し、入社2 年目より部門長として収支管理、生産性管理等を行っていました。4年目に人事の担当役員より指名され、採用担当になりました。主に大学卒、高校卒の新卒採用、中途採用、新入社員研修を担当。当初は広島で働いていましたが、会社の事業成長に伴い関東エリアの採用を強化する必要性が高まり、東京へ異動し、採用チームリーダーとして、メンバーのマネジメント、会社説明会等のスケジュール作成および管理、予算作成などを行っていました。また、全社での採用代行を導入し、全領域での人材採用のサポートを行っていました。

今回の転職のきっかけは?

何か大きなきっかけがあったわけではありませんが、家族と一緒に過ごしたいという気持ちは常にありました。東京へ異動となったタイミングは第二子が生まれた直後でしたし、長男も小さいことから単身赴任で東京へ行きました。特に会社にも仕事にも不満はなく、むしろ自分自身のキャリアアップのために東京で働けること自体は前向きに捉えていました。東京でも仕事に向き合いそれなりに成果を出すこともできたと思っています。責任ある立場でしたし、採用計画を達成するのも簡単なことではなかったので、終電での帰宅や休日出勤も当たり前でした。採用業務はほぼ切れ間がないのですが、それでも少し落ち着いた時にふと思ったんです。子供の成長過程をほとんど見てないな、と。仕事は充実していましたが、「このままでいいのだろうか」と思ったのがきっかけですね。

転職活動はどのように進めましたか?

とはいえ、本当に忙しくて転職活動に時間を割ける余裕はありませんでした。そのため、大手紹介会社数社に登録をして情報を待つことにしました。それでも目の前の仕事が優先のため、日々情報をチェックすることもできません。実際、何か不満があって転職を考えていたわけでもないため、気持ち的に急いではおらず半年~1年以内に決まれば良いかな、と思っていました。そんな状況で、時々チェックをすると大量の情報があり、ひとつひとつ目を通すわけにもいかない。しかも、その内容が自分とは無関係と思えるような情報もたくさんあるわけです。そもそも広島に戻ろうと思っているのに、勤務地が東京だったり…(苦笑)。この活動の進め方は今の自分の状況に合っていないな、と思いましたね。そこで、まずは広島の情報を持っていそうな広島に密着した紹介会社に登録しなおそうと思い、目に留まったのがリージョナルキャリア広島でした。登録後にすぐに連絡を貰い、面談を行いました。それまでに登録をしていた紹介会社は、希望を聞かれて「情報を流しますね」という感じで、実際に定型情報が自動送信で送られてくる感じだったのですが、リージョナルの担当コンサルタントの方は細かくしっかり話を聞いてくれて、その後の対応も自分のために代わりに動いてくれている、という感じがしました。自分のことをしっかり理解してくれているという安心感と時間がない自分の代わりに動いてくれている、というのは他とは違いました。

今の会社に決めた理由は?

いくつかありますが、広島に戻れるというのは大前提でありつつ、広島でありながらキャリアを諦めなくてよかったという点は大きいです。私は前職に不満があったわけではないですし、東京に不満があったわけでもありません。むしろ東京で色々な人たちと出会い一緒に仕事をすることは刺激が多く好きでした。広島に戻ることでそのような機会が無くなってしまうのは自分の成長機会も減るのではないかと少し不安でした。現職は広島をベースとしながらも、東京への出張機会もそれなりにあり、自分にとってベストな働き方ができています。また、会社がまだまだ成長していきそうだというのも大きいです。海外も27カ国に店舗展開をしていますが、それでもまだ27カ国です。世界にはまだまだ市場があります。これからまだまだ成長をしていくだろうという雰囲気がありますし、実際にそう思えます。自分へのオファー内容も含めて、断る理由がなかったというのが正直なところです。

まだまだ成長過程であり変革期。転職するなら今!

転職していかがですか?

前職での経験がフルにそのまま活かせるということもあり、入社早々、全開で仕事をしています(笑)。規模が大きいからこそ当然課題も色々ありますし、まだまだ会社が成長していくためにはやはり人が大事ですから。逆に言えば、事業としての成長ポテンシャルはまだまだあるのに人がいなければ成長スピードにブレーキがかかってしまいます。そうならないように短期・中期・長期的な視点で取り組んでいかないといけません。

転職して良かったと思うことは?

売上が4,000億円を超えていますが、まだまだ成長過程であり変革期であるというところですね。自分たちで企画した商品を仕入れ(一部は自社で製造し)、それを国内外の店舗で販売をしているので、様々な人が働いていますし、もちろん外国人も働いています。高い志を持った様々な人と関わりながら働ける環境はとても刺激的ですし、とても良いと思います。それと、タイミングもとても良かったと思っています。最初にお伝えしたように、社長が代替わりし、いい意味で色々なところで変化があります。変化のある環境に身を置き、自分自身を高めていきたい方にとってはとてもいいタイミングだと思います。転職するなら今ですよ(笑)!

困っていることや課題はありますか?

何を期待されているか、何をすべきかはわかっているつもりなので、向き合ってやるだけですし、それは前職でも同じことでした。前職との違いで言えば、今の会社には中途として、しかも管理職として入社をしていますから、当然会社も即戦力としての活躍を期待しているわけですし、周囲の人たちにも「管理職として採用されただけのことはあるな」と思ってもらえるような働きをしないといけないと思っています。また、人事における課題は色々ありますが、一方でそれを限られた時間の中で解決していかないといけないので、高い生産性が求められます。生産性を上げていくことについては、課題と言うか、全社的なテーマかなと思います。

生活面の変化はありましたか?

広島に戻ってきたからというのはありますが、前職に比べると労働時間もかなり減りました。一般社員の残業時間は月35時間までとしていますし、週一回は定時退社日があります。年間休日も前職から増えましたし、2019年4月からは105日が110日になります。広島でかつ労働時間も減りましたから、子供たちと触れ合う時間が本当に増えましたね。子供達も喜んでくれています。帰りが少し遅くなっても起きて待っていてくれて、嬉しいですね。休日には家族でダイソーによく行くんですよ(笑)。お店に行くたびに、こんな商品まであるのか!(笑)、という発見があって面白いんです。おもちゃも色々あるので長男も喜んでいますね。妻は私が戻ってきて家事の負担は増えていますが、喜んでくれていると思います(笑)。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

今回、転職のサポートをしてもらい自分にとっては3つメリットがありました。一つは自分に代わって動いてもらえたこと。私は仕事が忙しかったので転職活動の両立が難しい状況でした。そこで私に代わって動いて頂けたのはとても助かりました。二つ目は、一つ目とも関係しますが、いい意味でプッシュしてもらえるということ。自分一人では場合によっては先延ばしにしてしまうようなところも、言い方は変ですが管理してもらい、いい意味でプレッシャーをかけてもらえること。それによって活動がとてもスムーズでした。三つ目は、アドバイスや提案をしてもらえること。企業の選考を受けるか受けないか、入社するかしないかは自分で決めることではありますが、多くの希望を伝えてそれにマッチするもの、ということではなく、ある程度コンサルタントの方に委ねてみることで、自分の可能性をひろげてもらえることがあるように思います。入口を狭めすぎないこと、話や提案にあえて乗ってみること、これはとても大切なことだと感じました。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
瀬川 泰明

大山さんとの面談では、前職の物流会社での経験や実績などはもちろんですが、学生時代のことやなぜ就職先に前職の物流会社を選んだのかなど色々とお伺いしました。大山さんは高専を中退して2年後に大学に入りなおしているのですが、ここが大山さんのターニングポイントだと感じました。へし折られた自信、立ち止まった時間、そしてそれがよみがえるまでの努力、この経験があったからこそ今の大山さんがあるのだと感じました。その話を伺っているだけに、「大変だと思うことは正直なところ無くて、やるだけだなと思っています」と言う大山さんの言葉を聞いて、「やっぱり、そうですか!そうですよね!」と素直に思いました。いつお会いしても、きっと大山さんは弱音や愚痴を言うことはなく、同じことを仰るのだと思います。「やるだけです」と。

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