ニュース

静岡2025.12.10

kyujinbairitsu_202512 (1).jpg

  

静岡労働局から、2025年 10月 の静岡県内の雇用情勢について発表がありました。

静岡労働局では雇用情勢の概況について「県内の雇用情勢は、改善の動きに一段と弱さがみられる。引き続き、物価上昇等が雇用に与える影響に注意する必要がある。」としています。

詳しくお伝えします。

    

   

現在の静岡県内の雇用情勢概況

 

topics 求人倍率  ≫≫≫ 有効求人倍率:1.06 倍 (対前月 + 0.02 pt) ★57 か月連続で1倍台
有効求人数(季節調整値) ≫≫≫ 59,620 人(前月比 + 0.8 %) ★2か月ぶりの増加
有効求職者数(季節調整値) ≫≫≫ 56,310人(前月比 - 0.6 %) ★2か月連続の減少

 

    

 <有効求人倍率とは>

 厚生労働省が発表する統計値の一つで「求職者1人に対して何件の求人があるか」を示します。 

【算出方法】

 有効求人倍率 = 有効求人数 ÷ 有効求職者数(有効求職者数に対する有効求人数の割合)

【数字の見方】

 倍率「1」:求人数と求職者数が等しい(求職者1人に対して1件の求人がある) 
 倍率「1」を上回っている:求職者よりも求人数が多い (転職しやすい状況) 
 倍率「1」を下回っている:求職者よりも求人数が少ない(転職しにくい状況)

※景気動向指数としての側面があります。

 労働市場の動きは景気とほぼ一致しているため、有効求人倍率は景気動向とほぼ一致して動く「一致指数」 
 景気が良くなってくると企業が採用を増やすため、新規求人倍率は景気動向に先行して動く「先行指数」と呼ばれています。

 

 

求人倍率

  

有効求人倍率(季節調整値)は 1.06 倍 /対前月 + 0.02 pt
新規求人倍率(季節調整値)は 2.07 倍 /対前月 + 0.12 pt

正社員の有効求人倍率(原数値)は 0.98 倍 /全国値(1.00 倍 - 0.02 pt

 

 kyujinbairitsu202512.jpg

出典:静岡労働局「職業安定業務統計資料」

    

area_kyujinbairitsu202512.jpg

 

  

求職の状況

 

新規求職者数は 10,787 / 対前年同月比 - 5.0 %
雇用保険業務統計の動きからみると資格喪失者数は 16,256人/ 対前年同月比 - 13.8 %
雇用保険受給者実人員は 14,620人 / 対前年同月比 + 11.2 %

 

 

  

現在の日本国内の労働力調査

 

topics  就業者数  : 6865 万人(前年同月比 +52 万人)  39 か月連続の増加
 完全失業者数: 完全失業者数は 183 万人(前年同月比 +13 万人)  3か月連続の増加
 完全失業率 : 完全失業率(季節調整値)は 2.6 %       前月と同率

 

kanzensitsugyo202512.jpg

出典:総務省統計局「労働力調査(基本集計)」

 

 

 

<完全失業率とは>

 総務省が発表する統計値の一つで「労働力人口のうち働く意思はあるが、就業していない人がどの程度いるか」を示します。 
 数値が高いほど、求職活動中の人が多いことを示します。  

【算出方法】 

完全失業率= 完全失業者 ÷ 労働力人口(就業者+完全失業者)× 100 

※景気動向指数としての側面 実際の景気動向と比較して遅れて変動するため「遅行指数」と呼ばれています。

他の記事を検索する

検索

ページトップへ戻る