地域情報ブログ

その他2021.04.01

【定点観測】広島県の有効求人倍率-2021年2月、2カ月連続上昇の1.21倍

リージョナルキャリア広島のコンサルタント、原田です。昨日、今シーズン初めてのカープ観戦に行ってまいりました。床田粘りのピッチング、大道デビューで初ホールド、クロン来日1号、栗林圧巻の3セーブ目、と、収穫だらけの見事な勝鯉。やっぱりカープが勝つと酒が旨い、翌日の仕事にも身が入るってもんですね。(と言いつつ、好調阪神に3タテできるか、と、すでに今日の試合が気になってソワソワしているのは内緒です(笑))

カープ観戦 (1).JPEG

カープ観戦 (2).JPEG

カープ観戦 (3).JPEG



2021年2月の広島県の求人倍率は「1.21倍」


さて本題ですが、先日、広島県の2月の有効求人倍率が発表され、2カ月連続で上昇となる『1.21倍』となりました。

有効求人倍率とは-
厚生労働省が発表する統計値の一つで、「求職者1人に対して、企業などから何件の求人があるか」を示します。有効求人倍率が1倍を上回ると求職者よりも求人数の方が多い(企業にとって人手が不足している)状況で、逆に1倍を下回ると求人数より求職者数が多い(求職者にとって仕事探しが難しい)状況となります。


広島の求人倍率といえば、2017年度『1.88倍』、2018年度『2.08倍』、2019年度『1.96倍』(いずれも年平均)と、長らく高止まりが続いていました。ところが、"コロナショック"以降は減少の一途をたどり、2020年12月には1.13倍まで下がりました。求人数は景況感に大きく影響を受けるため、コロナによって事業の先行きが見えない中で、求人をストップする、減らす、といった企業が増えたためです。そこから、コロナ禍にあっても事業を前進させたいという企業が徐々に増え始め、2021年1月には1年9カ月ぶりに上昇、そして2月も継続して上昇、という結果になっています。


(クリックで拡大)
有効求人倍率の推移(全国・中国5県)2021年2月.png


有効求人倍率はあくまで指標の一つに過ぎず、求人の増減だけでなく求職者の増減にもよるため、一概に「求人倍率が上がっているから転職しやすくなっている」と考えるのは早計ですが、求人が増えているという意味では、良い傾向と捉えて良いでしょう。加えて、企業がどんな人材を求めているのかという実情を掴むことも重要になると思います。次回は、広島の企業に対して行った「求人動向調査」を振り返りながら、そのあたりを考察してみたいと思います。


<参考>
リージョナルキャリア リサーチ「コロナ禍における広島企業の求人動向調査(2020年8月)」
https://rs-hiroshima.net/2020/08/research202008.html

この記事を書いた人

チーフコンサルタント 
原田 昌和

バックナンバー

レジャー

2023.06.11

朗報!ファミリープールは「存続」が前提に。一年を通して楽しめる新施設として2028年度にリニューアルオープンへ。

リージョナルキャリア広島のコンサルタント、原田です。今年もいよいよ夏の足音が聞こえるようになってきました。 4人の子を持つ私にとって、「夏休みをどう乗り切るか」は大きなテーマ。そんななかで頼りになるのはやはり「プール」です。 特に『ファミリープール』は毎年夏休みシーズンになると毎週末連れていくほどお

その他

2023.06.02

【定点観測】広島県の有効求人倍率-2023年4月、前月比横ばいの1.55倍

リージョナルキャリア広島のコンサルタント、原田です。毎月定点観測している広島県の有効求人倍率ですが、2023年4月の調査結果が発表されましたので今回も詳しく見てみたいと思います。 2023年4月の広島県の求人倍率は「1.55倍」 直近3ヶ月連続で低下を続けていた広島県の有効求人倍率ですが、2023年

その他

2023.05.19

広島在住のキャリアコンサルタントが「QOLの高さ」を感じる瞬間5選

リージョナルキャリア広島のコンサルタント、植田です。 先日のブログにて、U・Iターン転職をされた方々が「良かった」と感じるポイントとして、「貢献感の向上」と「時間の使い方の変化」の2つをご紹介させていただきました。 地方へのU・Iターン転職者が「転職して良かった」と感じる2大ポイント|リージョナルキ

企業

2023.05.11

広島県観光連盟で働く人たちー金融や家電メーカーなど異業界出身の転職者が活躍しているワケ

リージョナルキャリア広島のコンサルタント、原田です。サミット開催を目前に控え、慌ただしさが増している様子の広島市内ですが、この連休中も外国人を中心に多くの観光客が目に付きました。 観光庁の発表によると、広島県の2月の外国人宿泊者数は延べ3万1,500人で、1年前に比べて11倍以上になっているそうです

その他

2023.05.01

【定点観測】広島県の有効求人倍率-2023年3月、3ヶ月連続低下の1.55倍

リージョナルキャリア広島のコンサルタント、原田です。毎月定点観測している広島県の有効求人倍率ですが、2023年3月の調査結果が発表されましたので今回も詳しく見てみたいと思います。 2023年3月の広島県の求人倍率は「1.55倍」 先月、久しぶりに1.6倍台を切った広島県の有効求人倍率ですが、2023

他の記事を検索する

検索

ページトップへ戻る