2022.05.28
さぁ夏が来るぞ!キンキンに冷えたビールには広島名物「せんじがら」で決まり!
リージョナルキャリア広島のコンサルタント、原田です。ここのところ暑い日が多くなり、夏の足音が聞こえるようになってきました。
やっぱり夏といえばビール。ビールといえばおつまみ。おつまみといえば・・・そう、広島が生んだ最強のおつまみ『せんじがら』で決まりでしょう。
旨味がクセになる!広島名物の珍味
せんじがらは昭和20年頃、広島市西区の肉屋や食堂が発祥と言われています。
豚のホルモンを煎じて、脂を取った残り(殻)というところからその名が付いています。
皮の部分はパリパリと香ばしく、噛めば噛むほどジュワジュワと旨味が出てきて、ビールとの相性は抜群。一度ハマればやみつきです。
ちなみに「せんじ肉」と言われることもありますが、広島人からしたら「せんじがら」が一般的で、もっと言うと「せんじが"ら"(巻き舌)」がデフォルトと言っても良いでしょう(笑)
(画像出典:Googleマップ/せんじがら 福本千昇)
また、多くは豚ホルモンが使われますが、牛ホルモンや砂ずりといった変わり種も。個人的に好きなのは馬肉のせんじがら。ビーフジャーキーのような感じで"肉肉しい"味わいなのが特徴です。
私の地元では「ばひ」と呼んでいましたが、ググってもそんな情報は出てきません(笑)
きっと馬の「ば」だと思いますが、「ひ」って何なんでしょうね・・・
(画像出典:Googleマップ/せんじがら 福本千昇)
それから、広島のホルモンといえば「センマイ」や「ヤオギモ」「ガリ」といった様々なホルモンがたっぷり入った『でんがく』も絶品です。
ちょっぴり塩味が利いたあっさり系のスープで、呑んだ後の締めにも最高。ご飯にも合いますし、「でんがくうどん」もオススメです。
(画像出典:Googleマップ/せんじがら 福本千昇)
これまた私の地元では「うでたん」と呼んでいましたが、語源は不明です(笑)
きっと「茹でたもの」みたいなニュアンスなんだと思いますが、これが「でんがく」という名前だと知ったのは随分大人になってからです。
帰省や観光の際はぜひお店で!
せんじがらは2014年頃から全国区のテレビで紹介されるようになり、知名度が上がってきました。コンビニやスーパー、サービスエリアなどで売られていることも多く、東京でもアンテナショップTAUで手に入れることができます(参考)。
しかしながら私が声を大にして言いたいのは、やっぱり「出来立てが美味い!」ということです。
製造メーカー各社には大変申し訳無いのですが、綺麗にパッケージされた加工品のせんじがらよりも、無造作に袋にブチ込まれた出来立てのせんじがらの方が格段に美味いです。
もはや別物と言っても過言ではありません。
帰省や観光で広島にお越しの際は、ぜひともお店に足を運んで味わってください。そして持ち帰りもしてください。帰りの新幹線でもビールが止まらなくなること間違いなしですよ!(笑)