2024.06.14
路面電車の橋桁設置工事も開始!ようやく姿を見せ始めてきた新・広島駅ビルに高まる期待
リージョナルキャリア広島のコンサルタント、瀬川です。
2025年春の開業に向けて工事も終盤に差し掛かっている新・広島駅ビル。外を覆っていたシートの撤去もはじまり、完成間近であることが窺えます。
そしてついに昨日から、2階に路面電車を乗り入れるための橋桁の設置工事が始まりました。
路面電車が地上から高架線で2階に上がるこのつくりは、世界でも例を見ないようで、駅ビル開発プロジェクトの大きな目玉の一つです。
駅の外観を目にした時は「随分控えめ(地味)だな」と感じましたが、路面電車が乗り入れる2階広場は対照的にとても明るく開放的な空間となるようなので、あれぐらい落ち着いた外観の方がバランス的に良いのかもしれませんね。
ちなみに、2階広場と7階屋上広場は広島出身の建築家である「SUPPOSE DESIGN OFFICE」の谷尻氏と吉田氏がデザイン監修を担当しています。
広島新駅ビルの広場デザイン決定について | JR西日本不動産開発株式会社
それから先日、テレビ朝日開局65周年記念の特番として放送された「夜の巷を徘徊する」の中で、都市開発好きを公言するマツコ・デラックス氏が広島駅ビルの工事現場の視察に訪れていました。
その中で、新しい駅に1900形(単車)の路面電車も乗り入れるのかを気にしており、とても鋭いツッコミだなと思いましたが、どうなんでしょうかね。
洗練された2階広場に哀愁漂う1900形はかなりアンバランスですし、橋桁の勾配は4%(100mにつき4m上がる)とそれなりの勾配なので、1900形が2階に上がることができるのか少し心配です(笑)。
いずれにしても、私はオフィスに出社する日は広島駅を利用しており、その利便性や快適性が高まることに期待が高まるばかり。開業が本当に待ち遠しいですね。