転職成功者インタビュー

ドリームベッド株式会社
村田直樹さん(仮名・品質保証) 36歳

“好きなこと”を仕事にするためIターン。広島で見つけたキャリアの可能性と新しい人間関係。

以前から抱いていた家具職人への憧れを実現し、石川県でソファの製造業務を手掛けていた村田さん。「ソファ、ベッドの製造においてさらに成長したい、新しい経験をしたい」という想いが強くなり、以前から注目していた家具ブランドを有するドリームベッドを候補企業として検討していた。

しかし、その勤務地は縁もゆかりもない広島県。土地勘のないエリアでの転職活動に不安を抱えていた村田さんだったが、地域での転職に強いリージョナルキャリア広島のサポートを受け、一つずつ不安を解消していった。

そして念願の転職を果たし、現在は新天地で公私ともに充実した日々を送る村田さん。「自分が好きなことに没頭してきた結果、今がある」と振り返る、村田さんのIターン転職体験談を紹介する。

※本記事の内容は、2019年10月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
1回
活動期間
エントリーから内定まで32日間

転職前

業種
ソファメーカー
職種
開発~量産業務
業務内容
製造全般から企画開発、試作管理、QC業務、新規外注先開拓、展示会での新規顧客開拓など

転職後

業種
ベッド・リビングソファ・インテリア用品メーカー
職種
品質保証
業務内容
自社ブランド製品(完成品)の生産における品質保証業務

自分の可能性を広げるために広島へIターン。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

現在はまだ現場研修中ですが、具体的には通常出荷品である『リーン・ロゼ(世界中の有名デザイナーがデザインするハイクオリティなソファやベッドなどのブランド)』の製造に携わっています。今はウレタンの貼り合わせを行っていますが、その前はベッドのマットレスを置くための台の製造を行っていました。

今後はカバーの縫製や張り込み、マットレス工場でのコイルの製造、機械メンテナンスなどを経て、正式に品質保証へ配属予定となっています。

入社前のご経歴を教えてください。

私は学生時代からソファやベッドに興味があり、職人の仕事に憧れていました。しかし自分が本当に職人になれるとは思えず、新卒でホテルチェーンに就職しました。しかし、私の夢が家具職人であることを知っていた知人が前職の話を持ってきてくれて、転職を決意しました。

前職の石川県にあるソファメーカーでは、木工、ウレタン貼り付け、張り込み、裁断、縫製などの製造全般から企画開発、試作管理、QC業務、新規外注先開拓、展示会での新規顧客開拓など、ソファ製造に関する業務はすべて行っていました。

今回の転職のきっかけは?

ソファ、ベッドの製造においてさらに成長したい、新しい経験をしたいという気持ちが強くなったことがきっかけです。前職では、その会社で経験できることは一通りやったという思いがあったので、今後は自分が興味のあるソファを製造している会社で、これまでの経験を活かしつつ、新しい技術やノウハウを習得したいと思っていました。

その候補企業の一社がリーン・ロゼを製造するドリームベッドです。リーン・ロゼは作りこみが本当にキレイで、座り心地もとても良いのです。デザイン、作りこみ、座り心地、そして製造技術、これらのすべてにとても興味があり、リーン・ロゼの製造に携わりたい、リーン・ロゼを製造するドリームベッドで働いてみたいと思っていました。

転職活動はどのように進めましたか?

働きたい会社が明確に決まっていたので、求人の有無に関わらず、ドリームベッドに直接連絡をしようと思っていました。しかし情報収集を進めるうちに、リージョナルキャリア広島が求人案件を扱っていることがわかりました。同社に転職された方の体験談も読み、自分自身で直接動くよりもリージョナルキャリア広島にサポートしていただいた方が良いと思い、相談しました。

当時の住まいは石川県で、広島県には縁もゆかりもありませんでしたので、不安もありましたが、選考に至るまでの情報提供や選考当日の送迎、転居に至るまで本当に親身になってバックアップしていただきました。

縁もゆかりもなかった地で出会った人間関係とその街の魅力。

転職していかがですか?

まだ研修中なので現場作業を担当しているのですが、心の中では品質保証のつもりで取り組んでいます。現場作業の流れが効率的でなかったり、作業者が心理的に「面倒だな」と感じる工程では、無意識に必要なことを省いてしまうことがあります。その結果、品質トラブルが発生する可能性があるということを、前職の経験から認識しているからです。

そのため、自分自身が現場作業をするなかで、より効率的にできないかなど、メモをとりつつ業務を進めています。もちろん現場での仕事に全力で取り組んでいますが、品質保証に配属された後は、現場で感じたことを一つひとつ解決していきたいと思います。

困っていることや課題はありますか?

課題というよりは、正式に品質保証に配属されたら、どう問題を解決していこうかと考えを巡らせています。振られた仕事は何でもやるつもりでいますし、こちらからもどんどん提案していきたいと思っています。一つひとつ問題解決をして、品質トラブルやクレームを減らし、会社に貢献していきたいです。

生活面の変化はありましたか?

地元を離れて縁もゆかりもないところへ来たので週末に遊ぶ友人はほぼいなくなりました(笑)。ただ逆にそれが珍しいのか、会社の方が気にかけてくれて、よく食事や遊びに誘ってもらえます。その食事の場で友人を紹介してもらい、今では広島での交友関係がどんどん広がっています。

また休日は家具屋や雑貨屋巡り、お寺巡りなど、好きなことを楽しんでいます。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

今いる会社で他社でも通用する力をつけるため、目の前の仕事に一生懸命取り組むということが大事だと思います。私は幸運な方で、自分がやりたいと思える仕事が明確にあり、実際にその仕事に就く機会を得ることができました。そして、仕事を始めた後も変わらずその仕事が好きでしたので、「努力した」というよりは「没頭してやってきた」という感じに近いです。

前職でメンバー育成を行っていると、よく「向いている」「向いていない」で判断をする人がいました。しかし私は、誰もがそこまで向いている仕事に出会えるわけではないのではないか、と思います。一所懸命取り組んでいると、少しずつ仕事ができるようになり、そうするとやりがいも感じられるようになるのではないでしょうか。

そして、自分の仕事を俯瞰して見られるようになると、仕事をもっと好きになっていけるのではないか、と思います。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
瀬川 泰明

私が村田さんに転職理由を伺うと、「リーン・ロゼの作り込みに感銘を受けた。リーン・ロゼのソファを製造するドリームベッドで働いてみたい」と仰ったのですが、どこか新卒学生の志望動機のような印象で、すんなりとは入ってきませんでした。

ただ、村田さんが今に至るまでの経緯、取り組んでこられたこと、そしてソファへの想いをお伺いし、その本気度がよくわかりました。村田さんは本当にソファが大好きで、ソファ製造に携わることは村田さんの天職なのだと思いました。

選考当日、宿泊先のホテルからドリームベッド社まで送迎をさせていただき、車中ではプライベートの話も交えて和気あいあいとした雰囲気でした。しかし、会社に到着してショールームのソファやベッドを見るなり表情が一変。私を置いてショールームの中を歩き回っておられました(笑)。努力は夢中には勝てない、改めてそう感じました。

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