転職成功者インタビュー

ベバストジャパン株式会社
山城浩之さん(仮名・人事総務) 26歳

家族が一緒に暮らすための転職で、人事としてのキャリアアップも実現。

地元・広島の大学を卒業した山城さんが就職したのは、大手電機メーカーのグループ会社。兵庫県内の事業所に配属され、人事としてのキャリアをスタートした。ほどなくして学生時代に知り合った女性と結婚。子どもも生まれ、妻のキャリアや子育て、家族のあり方を長期的に考えた末に、広島へのUターン転職を決意する。

プライベートなライフプランが転職の動機ではあったが、若い山城さんにとって、自身のキャリアをこれからどのように積み上げていくかも重要なファクター。そうした「キャリア観」をリージョナルキャリア広島のコンサルタントと共有することによって成し遂げた、「100点満点の転職」を紹介する。

※本記事の内容は、2017年6月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
0回
活動期間
エントリーから内定まで37 日間

転職前

業種
電機メーカー
職種
人事総務
業務内容
人事総務業務全般

転職後

業種
自動車部品メーカー
職種
人事総務
業務内容
人事業務全般(採用、研修、派遣管理、海外人事など)

結婚して育児をする中で、家族の方向性を再考。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

ドイツに本社を置くベバスト社の日本法人であるベバストジャパンで、採用、研修、社内サーベイ対応、グローバル人事など人事業務全般に携わっています。海外拠点との人事交流もあるため、仕事もグローバルです。

前職でも採用に携わっていましたが、国境を越えた人の行き来に関わるグローバル人事は初めての経験。これまで使うことのなかった英語が必須の職務なので、日々実務を通して英語力を高めているところです。

入社前のご経歴を教えてください。

近県への転居はありましたが、ほぼ広島で大学までを過ごしました。卒業後は総合電機メーカーのグループ会社に就職。人事総務部門へ配属になり、兵庫県内の事業所に勤務していましたが、採用や研修で関わった方の成長ぶりや、会社に貢献している姿を目の当たりにするうち、人事という仕事の面白さを、次第に感じるようになりました。

転職のきっかけは?

社会人になって早々に結婚したのですが、妻は広島で仕事に就いていたため、別々に暮らしていました。子どもに恵まれ、妻が育児休暇をとってからは兵庫で一緒に暮らしていましたが、お互いの親元も決して近くはなく、知り合いも少ない中での子育ては大変でした。

またこの先、妻と私の両方が仕事を続けていこうとすれば、再び別々に暮らさざるを得ません。前職は全国転勤のある会社だったため、さらに離れた土地に赴任する可能性もありました。

妻が仕事を辞めるか、私が単身赴任生活をするか、あるいは広島へ転職するか。家族としての方向性が定まらず、落ち着かない日々が続いていました。最終的には、やはり家族は一緒に暮らしたいということ、私自身が地元の広島を好きだったこと、そして子どもに”地元”と呼べる場所を作ってあげたいという3つの理由から、広島への転職を決めました。

転職活動はどのように進めましたか?

広島への転職を意識し始めてから、地元でどのような求人があるのか、転職サイトを閲覧するようになりました。そんな中、リージョナルキャリア広島のサイトで応募したいと思える求人を見つけ、エントリーしました。コンサルタントとの面談では、履歴書・職務経歴書をもとに話を進めたのですが、履歴書では表現できないような自分の”キャリア観”についても詳しく聞いていただきました。

私からは「次のキャリアの中で、どこでも通用するような能力、しっかりした実力を身に付けたい」という話をしました。その上でご紹介いただいたのがベバストジャパンです。コンサルタントの方には面接の際に駅から会社まで送迎していただくなど、大変親身にサポートしていただきました。

今の会社に決めた理由は?

選考が進む中で今の上司や社長と会い、この人たちと一緒に働いてみたいと素直に思えたことです。前職の経験を活かせる上に、新たにグローバルな経験が積める点も、非常に魅力的に感じました。会社の雰囲気も合っていると感じ、良い選択ができたと思います。

プライベートな課題を解決する転職が、理想的なキャリアステップに。

転職していかがでしたか?

率直に言って、自分の決断・選択は間違っていなかったと思います。入社して4カ月経ちますが、面接などで感じた印象と大きな違いはありません。役職や経験年数、新卒・中途入社も関係なく、自分の意見や考えを自由に発信することを大切にする社風。人事の仕事についても、やりたいこと、やるべきことがあれば提案して実行できる環境です。

実を言うと、入社前は”外資系企業”に対する漠然とした不安があったのですが、杞憂でした。今、採用の場面では私自身がベバストジャパンをPRしていく立場にありますが、前職以上に自信を持って自社をPRできているように思います。

生活面の変化はありましたか?

広島に戻って実感したのは、都市環境と自然環境のバランスの良さ。私自身、自転車や釣りなど野外でアクティブな趣味を楽しみたいタイプなので、その意味でも非常に良い環境です。

幼稚園に通い始めた子どもも毎日楽しそうで、日々の成長を感じるたびに、やはり単身赴任を選ばなくて良かったと思っています。両親も頻繁に孫の顔が見られるので喜んでいますし、私自身も両親の元気な姿を確認できるので安心です。

妻も、大学時代の友人などに加えて新たな人間関係を築きつつあり、充実しているように見えます。プライベートな理由で転職をしましたが、100点満点の課題解決ができ、心のゆとりもできました。その上、キャリアプランとしてもプラスになっていると感じています。新たにチャレンジできている仕事もあり、非常に充実しています。

困っていることや課題はありますか?

転職して困っていることはまったくありません。良いことばかりというのが正直な気持ちです。仕事に関しての課題を言えば、海外拠点の多い会社なので、英語力を含めたグローバルな仕事力を高めていかなければと思っています。

学生時代、英語は得意でしたが、話す機会はほとんどありませんでした。今は電話もメールも、海外とのやりとりはすべて英語。海外からの赴任者とも英語で話すので、実務を通して新しい語彙を身に付けたり、コミュニケーションとしてアウトプットすることを意識しています。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

転職を考えるということは「何かしら迷っていることがある」ということ。まずはその原因や課題を考え、整理することが必要だと思います。基準や軸がはっきりしない転職は、自身のキャリアにとってマイナスです。

転職の軸を整理する上では、コンサルタントの客観的な助言も役立ちます。その意味で、リージョナルキャリア広島のコンサルタントは非常に優秀で、転職者目線で話をしてくれていると感じました。

どんな職場でも悩みは少なからずあるもの。それがどうしても現職で解決困難であれば、アクションに移せばいいのではないでしょうか。また当然ですが、転職は自分だけでなく、家族にとっても大きな変化になります。周囲の方にしっかりと相談して、理解を得ながら進めることが必要だと思います。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
瀬川 泰明

誰しも何度も転職を繰り返したくはないものです。そのため「最後の転職にしたい」「定年まで働ける安定した企業に入りたい」とおっしゃる方は多くいます。しかし、それはその人の意志だけで決められることではありません。転職環境が厳しくなっている今は、そのマインドセットを変えないといけないと思います。

山城さんは26歳という若さにも関わらず、そのことを感じ取っておられ、Uターンの実現とセットで「どこでも通用する能力・実力を身に付けたい、身に付けられる企業に入りたい」と、自分が向かうべき方向がはっきりしていました。それもあってスピーディに転職が決まりました。

成長された山城さんとまたお会いするのが楽しみですし、山城さんに「成長していない」と言われないよう、私も頑張りたいと思います!

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