2021.11.12
またしても・・・繰り返されてしまった「エキニシ」の悲劇
広島駅の西側に位置し、レトロな雰囲気で人気の飲食店街、通称「エキニシ」で火災が発生。火は3時間後に消し止められましたが、およそ30軒に延焼してしまいました。
(出典元:ぐるたび)
コロナ集中対策が明けて1ヶ月ほど、徐々に客足が戻ってきた矢先に今回の火災。中にはコロナ休業中に店内をリニューアルしたばかりの店舗もありました。「もう余力ないよ」と力なく語る飲食店オーナーの姿は、本当にいたたまれない気持ちになります。
しかもこのエキニシ、3年前にも大規模火災が発生しており、今回が2回目。前回は約20軒が被害に遭いました。その教訓から町内会などが防火対策を続けていたものの、悲劇は繰り返されてしまいました。
こうした密集市街地では建物同士の距離が近く、ひとたび火災が発生すると急激に延焼拡大が広がってしまいます。各所で華々しく再開発が進む一方、こうした形で古き良き街並みが消失してしまうのは残念でなりません。抜本的な再発防止対策が進められることを切に願います。
それから、飲食店をはじめ、被災された方々には心からお見舞い申し上げます。コロナ禍で頻度は減ったものの、私もよく足を運び、お気に入りの店も少なくありませんでした。「ぼちぼち出向いてみようかな」と思っていたところでしたので、個人的にもとてもショックでした。そんな大好きなエキニシが一日でも早く元気な姿を取り戻してくれるよう、またできる限り足を運んで支援していきたいと思います。