2025.09.04
【定点観測】広島県の有効求人倍率-2025年7月、3ヶ月ぶり上昇の1.44倍
リージョナルキャリア広島のコンサルタント、原田です。
毎月定点観測している広島県の有効求人倍率ですが、2025年7月の調査結果が発表されましたので、今回も詳しく見てみたいと思います。

2025年7月の広島県の求人倍率は「1.44倍」
直近2カ月連続で低下していた広島県の求人倍率ですが、2025年7月は前月より0.02ポイント上昇し『1.44倍』となりました。
有効求人倍率とは-
厚生労働省が発表する統計値の一つで、「求職者1人に対して、企業などから何件の求人があるか」を示します。
有効求人倍率が1倍を上回ると求職者よりも求人数の方が多い(企業にとって人手が不足している)状況で、逆に1倍を下回ると求人数より求職者数が多い(求職者にとって仕事探しが難しい)状況となります。
有効求職者数が43,147人と0.2%減少(3ヶ月ぶりの減少)、有効求人数が62,117人と1.2%増加(4ヶ月ぶりの増加)し、倍率としては上昇する結果となっています。
(毎年1月発表分より前年の季節調整値を計上し、数値を改定しています)
主な産業の新規求人動向(対前年度比)
参照-広島労働局 雇用失業情勢
<増加>
運輸・郵便(+13.4%)、製造(+13.4%)、建設(+10.0%)、生活関連サービス・娯楽(+5.6%)、教育・学習支援(+3.7%)、学術研究・専門技術サービス(+3.0%)、医療・福祉(+0.6%)
<減少>
卸売・小売(-13.9%)、宿泊・飲食サービス(-11.1%)、情報・通信業(-6.9%)、サービス(-1.3%)
広島労働局は、県内の雇用情勢について『県内の雇用情勢は、求人が求職を上回って推移しているが、持ち直しの動きに弱さがみられる。物価上昇等が雇用に与える影響に注意する必要がある』としています。
今後も引き続き変化を注視していきたいと思います。
(参考)過去の求人倍率
-2025年6月(1.42倍)
-2025年5月(1.45倍)
-2025年4月(1.48倍)
-2025年3月(1.46倍)
-2025年2月(1.44倍)
-2025年1月(1.40倍)
-2024年12月(1.38倍)
-2024年11月(1.41倍)
-2024年10月(1.44倍)
-2024年9月(1.42倍)
-2024年8月(1.42倍)
-2024年7月(1.43倍)
-2024年6月(1.41倍)
-2024年5月(1.43倍)
-2024年4月(1.49倍)
-2024年3月(1.54倍)
-2024年2月(1.53倍)
-2024年1月(1.50倍)
-2023年12月(1.53倍)
-2023年11月(1.52倍)
-2023年10月(1.53倍)
-2023年9月(1.53倍)
-2023年8月(1.52倍)
-2023年7月(1.53倍)
-2023年6月(1.56倍)
-2023年5月(1.53倍)
-2023年4月(1.55倍)
-2023年3月(1.55倍)
-2023年2月(1.56倍)
-2023年1月(1.64倍)
-2022年12月(1.65倍)
-2022年11月(1.62倍)
-2022年10月(1.64倍)
-2022年9月(1.64倍)
-2022年8月(1.60倍)
-2022年7月(1.56倍)
-2022年6月(1.52倍)
-2022年5月(1.48倍)
-2022年4月(1.48倍)
-2022年3月(1.46倍)
-2022年2月(1.47倍)
-2022年1月(1.42倍)
-2021年12月(1.37倍)
-2021年11月(1.37倍)
-2021年10月(1.35倍)
-2021年9月(1.38倍)
-2021年8月(1.38倍)
-2021年7月(1.36倍)
-2021年6月(1.36倍)
-2021年5月(1.34倍)
-2021年4月(1.31倍)
-2021年3月(1.25倍)
-2021年2月(1.21倍)