地域情報ブログ

その他2022.03.04

【定点観測】広島県の有効求人倍率-2022年1月、前月を0.01ポイント上回る1.42倍

リージョナルキャリア広島のコンサルタント、原田です。毎月定点観測している広島県の有効求人倍率ですが、2022年1月の調査結果が発表されましたので今回も詳しく見てみたいと思います。


グラフ.jpg




2022年1月の広島県の求人倍率は「1.42倍」


2020年7月に1.4倍を切って以降、一時は1.1倍台まで落ち込んでいましたが、少しずつ回復を続け、2022年1月は前月より0.01ポイント上昇し『1.42倍』となりました。

有効求人倍率とは-
厚生労働省が発表する統計値の一つで、「求職者1人に対して、企業などから何件の求人があるか」を示します。有効求人倍率が1倍を上回ると求職者よりも求人数の方が多い(企業にとって人手が不足している)状況で、逆に1倍を下回ると求人数より求職者数が多い(求職者にとって仕事探しが難しい)状況となります。


有効求人数が65,593人と0.6%増加したのに対し、有効求職者数は46,132人と7ヶ月ぶりに減少(0.6%)したことから、倍率としては上昇する結果となりました。


有効求人倍率の推移(全国・中国5県)2022年1月.png
(2021年1月以降(太字)は季節調整値を計上し、数値を改定しています)




主な産業の新規求人動向(対前年度比)


<増加>
製造(+33.0%)、卸売・小売(+28.2%)、サービス(+26.7%)、運輸・郵便(+23.9%)、教育・学習支援(+17.0%)、学術研究・専門技術サービス(+11.8%)、情報通信(+8.2%)、建設(+4.8%)、医療・福祉(+3.7%)

<減少>
生活関連サービス・娯楽(-12.3%)、宿泊・飲食サービス(-8.1%)

(参照-広島労働局 雇用失業情勢



広島で実施されていた「まん延防止等重点措置」も6日の期限をもって解除になる見通しであることから、有効求人数はさらに増加傾向となるかもしれません。引き続き変化を注視していきたいと思います。


過去の求人倍率


2021年12月(1.37倍)
2021年11月(1.37倍)
2021年10月(1.35倍)
2021年9月(1.38倍)
2021年8月(1.38倍)
2021年7月(1.36倍)
2021年6月(1.36倍)
2021年5月(1.34倍)
2021年4月(1.31倍)
2021年3月(1.25倍)
2021年2月(1.21倍)

この記事を書いた人

チーフコンサルタント 
原田 昌和

バックナンバー

レジャー

2023.06.11

朗報!ファミリープールは「存続」が前提に。一年を通して楽しめる新施設として2028年度にリニューアルオープンへ。

リージョナルキャリア広島のコンサルタント、原田です。今年もいよいよ夏の足音が聞こえるようになってきました。 4人の子を持つ私にとって、「夏休みをどう乗り切るか」は大きなテーマ。そんななかで頼りになるのはやはり「プール」です。 特に『ファミリープール』は毎年夏休みシーズンになると毎週末連れていくほどお

その他

2023.06.02

【定点観測】広島県の有効求人倍率-2023年4月、前月比横ばいの1.55倍

リージョナルキャリア広島のコンサルタント、原田です。毎月定点観測している広島県の有効求人倍率ですが、2023年4月の調査結果が発表されましたので今回も詳しく見てみたいと思います。 2023年4月の広島県の求人倍率は「1.55倍」 直近3ヶ月連続で低下を続けていた広島県の有効求人倍率ですが、2023年

その他

2023.05.19

広島在住のキャリアコンサルタントが「QOLの高さ」を感じる瞬間5選

リージョナルキャリア広島のコンサルタント、植田です。 先日のブログにて、U・Iターン転職をされた方々が「良かった」と感じるポイントとして、「貢献感の向上」と「時間の使い方の変化」の2つをご紹介させていただきました。 地方へのU・Iターン転職者が「転職して良かった」と感じる2大ポイント|リージョナルキ

企業

2023.05.11

広島県観光連盟で働く人たちー金融や家電メーカーなど異業界出身の転職者が活躍しているワケ

リージョナルキャリア広島のコンサルタント、原田です。サミット開催を目前に控え、慌ただしさが増している様子の広島市内ですが、この連休中も外国人を中心に多くの観光客が目に付きました。 観光庁の発表によると、広島県の2月の外国人宿泊者数は延べ3万1,500人で、1年前に比べて11倍以上になっているそうです

その他

2023.05.01

【定点観測】広島県の有効求人倍率-2023年3月、3ヶ月連続低下の1.55倍

リージョナルキャリア広島のコンサルタント、原田です。毎月定点観測している広島県の有効求人倍率ですが、2023年3月の調査結果が発表されましたので今回も詳しく見てみたいと思います。 2023年3月の広島県の求人倍率は「1.55倍」 先月、久しぶりに1.6倍台を切った広島県の有効求人倍率ですが、2023

他の記事を検索する

検索

ページトップへ戻る