地域情報ブログ

その他2021.07.02

【定点観測】広島県の有効求人倍率-2021年5月、5カ月連続上昇の1.34倍

リージョナルキャリア広島の原田です。前回の予告通り、先週末は6歳の次女を連れてマツダスタジアムでカープ観戦してきました。試合結果は「あと1本が出ず」の引き分けでしたが、娘は野球そっちのけでスコアボード横の遊び場ではしゃいだり、かき氷を食べたりと満喫していました。

我が家は6人家族ですが、なかなか全員分のチケットは手に入らないので、長女、次女、と一人ずつ連れて行っています(笑)三女を連れて行けるのはいつになるか分かりませんが、今から楽しみです。


娘とマツダスタジアム.JPEG


<前回記事>




2021年5月の広島県の求人倍率は「1.34倍」


さて本題ですが、先日、広島県の5月の有効求人倍率が発表され、5カ月連続で上昇となる『1.34倍(0.03ポイント増)』となりました。

有効求人倍率とは-
厚生労働省が発表する統計値の一つで、「求職者1人に対して、企業などから何件の求人があるか」を示します。有効求人倍率が1倍を上回ると求職者よりも求人数の方が多い(企業にとって人手が不足している)状況で、逆に1倍を下回ると求人数より求職者数が多い(求職者にとって仕事探しが難しい)状況となります。


コロナ後を見越しての求人が増加した結果(広島労働局)と見られており、2020年7月水準まで回復しています。初めての緊急事態宣言が発令された2020年4月以前の水準(1.6倍~1.7倍)まで戻ってくれば、求人市場は"活況"と言えますが、まだまだ遠い道のりのように感じます。

有効求人倍率の推移(全国・中国5県)21年5月.png



なお、前年同月と比べた新規求人を産業別に見ると、卸売・小売などは減少が続く一方、宿泊・飲食サービス業が大きく回復するなど、全体では3ヶ月連続の増加となっています。

<増加>
宿泊・飲食サービス(+41.0%)、生活関連サービス・娯楽(+40.0%)、教育・学習支援(+20.9%)、製造(+19.2%)、サービス(+13.1%)、学術研究・専門技術サービス(+10.9%)、建設(+4.9%)

<減少>
卸売・小売(-34.5%)、運輸・郵便(-22.1%)、情報通信(-10.5%)、医療・福祉(-8.5%)

(参照-広島労働局 雇用失業情勢


新規求人が増えたことと、5月に発令された緊急事態宣言の影響で、求職者が減った(求職活動を控える人が増えた)ことによる上昇と見られており、ワクチン接種が進むことで経済活動が活発化するのではという期待感もありますが、まだまだ楽観視はできない状況と感じます。今後も引き続き変化を注視していきたいと思います。



過去の求人倍率


2021年2月(1.21倍)
2021年3月(1.25倍)
2021年4月(1.31倍)

この記事を書いた人

チーフコンサルタント 
原田 昌和

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