2021.10.30
【定点観測】広島県の有効求人倍率-2021年9月、前月比横ばいの1.38倍
2021年9月の広島県の求人倍率は「1.38倍」
8月に3ヶ月ぶりに上昇となった広島の求人倍率ですが、9月は同倍の『1.38倍』を維持となりました。
厚生労働省が発表する統計値の一つで、「求職者1人に対して、企業などから何件の求人があるか」を示します。有効求人倍率が1倍を上回ると求職者よりも求人数の方が多い(企業にとって人手が不足している)状況で、逆に1倍を下回ると求人数より求職者数が多い(求職者にとって仕事探しが難しい)状況となります。
有効求人数が62,470人と3ヶ月連続で増加(前月比0.3%増)したのに対し、有効求職者数が45,258人とこちらも3ヶ月連続で増加(前月比0.4%増)したことから、倍率としては変わらずという結果になっています。
主な産業の新規求人動向(対前年度比)
<増加>
製造(+48.9%)、サービス(+21.8%)、宿泊・飲食サービス(+15.7%)、運輸・郵便(+11.0%)、学術研究・専門技術サービス(+8.7%)、生活関連サービス・娯楽(+5.0%)、建設(+2.1%)、医療・福祉(+0.8%)
<減少>
教育・学習支援(-38.6%)、情報通信(-5.2%)、卸売・小売(-1.6%)
(参照-広島労働局 雇用失業情勢)
緊急事態宣言の解除などを見越して求人が増えたものの、ワクチン接種が進むとともに求職者も増え続けてており、しばらくは横ばいのトレンドとなるかもしれません。引き続き変化を注視していきたいと思います。
過去の求人倍率
-2021年8月(1.38倍)
-2021年7月(1.36倍)
-2021年6月(1.36倍)
-2021年5月(1.34倍)
-2021年4月(1.31倍)
-2021年3月(1.25倍)
-2021年2月(1.21倍)