2022.01.08
【定点観測】広島県の有効求人倍率-2021年11月、3ヶ月ぶりに上昇の1.37倍
毎月定点観測している広島県の有効求人倍率ですが、2021年11月の調査結果が発表されましたので今回も詳しく見てみたいと思います。
2021年11月の広島県の求人倍率は「1.37倍」
前月、10ヶ月ぶりに下降となった広島の求人倍率ですが、11月は3ヶ月ぶりに前月を0.02ポイント上回る『1.37倍』となりました。
厚生労働省が発表する統計値の一つで、「求職者1人に対して、企業などから何件の求人があるか」を示します。有効求人倍率が1倍を上回ると求職者よりも求人数の方が多い(企業にとって人手が不足している)状況で、逆に1倍を下回ると求人数より求職者数が多い(求職者にとって仕事探しが難しい)状況となります。
有効求職者数が46,503人と5ヶ月連続で増加(前月比1.3%増)したのに対し、有効求人数が63,577人とこちらは2ヶ月ぶりに増加(前月比2.6%増)に転じたことから、倍率は上昇する結果となりました。
主な産業の新規求人動向(対前年度比)
<増加>
製造(+58.1%)、サービス(+40.5%)、卸売・小売(+36.7%)、学術研究・専門技術サービス(+29.2%)、宿泊・飲食サービス(+20.7%)、建設(+19.3%)、運輸・郵便(+17.8%)、教育・学習支援(+15.0%)、医療・福祉(+8.7%)、生活関連サービス・娯楽(+4.5%)、情報通信(+4.2%)
<減少>
なし
(参照-広島労働局 雇用失業情勢)
有効求人数が比較的大幅に増加したものの、オミクロン株の感染拡大と再度県下で始まる「まん延防止等重点措置」の状況を鑑みると、今後も細かな変化を続けていきそうです。引き続き変化を注視していきたいと思います。
過去の求人倍率
-2021年10月(1.35倍)
-2021年9月(1.38倍)
-2021年8月(1.38倍)
-2021年7月(1.36倍)
-2021年6月(1.36倍)
-2021年5月(1.34倍)
-2021年4月(1.31倍)
-2021年3月(1.25倍)
-2021年2月(1.21倍)