2022.04.08
【定点観測】広島県の有効求人倍率-2022年2月、4ヶ月連続上昇の1.47倍
2022年2月の広島県の求人倍率は「1.47倍」
1月分より数値の改定(季節調整値の計上)が行われたことで、3ヶ月連続の上昇となっていた広島県の有効求人倍率ですが、2022年2月も0.05ポイント上昇し『1.47倍』となりました。
厚生労働省が発表する統計値の一つで、「求職者1人に対して、企業などから何件の求人があるか」を示します。有効求人倍率が1倍を上回ると求職者よりも求人数の方が多い(企業にとって人手が不足している)状況で、逆に1倍を下回ると求人数より求職者数が多い(求職者にとって仕事探しが難しい)状況となります。
有効求人数が66,993人と2.1%増加(12ヶ月連続の増加)したのに対し、有効求職者数は45,423人と1.5%減少(2ヶ月連続の減少)したことから、倍率としては上昇する結果となりました。
主な産業の新規求人動向(対前年度比)
<増加>
卸売・小売(+50.2%)、サービス(+44.8%)、宿泊・飲食サービス(+44.4%)、製造(+27.6%)、運輸・郵便(+14.6%)、医療・福祉(+14.1%)、教育・学習支援(+11.5%)、建設(+1.8%)
<減少>
生活関連サービス・娯楽(-4.3%)、学術研究・専門技術サービス(-2.6%)、情報通信(-0.8%)
(参照-広島労働局 雇用失業情勢)
広島労働局は、『求人が求職を上回って推移しているが、求職者の増加もみられ、新型コロナウィルス感染症が雇用に与える影響に、より一層注意する必要がある』としています。今後も引き続き変化を注視していきたいと思います。
過去の求人倍率
-2022年1月(1.42倍)
-2021年12月(1.37倍)
-2021年11月(1.37倍)
-2021年10月(1.35倍)
-2021年9月(1.38倍)
-2021年8月(1.38倍)
-2021年7月(1.36倍)
-2021年6月(1.36倍)
-2021年5月(1.34倍)
-2021年4月(1.31倍)
-2021年3月(1.25倍)
-2021年2月(1.21倍)